カウンセリングを始めた後、恐らく「どんな風に終わっていくのか」という点についても、気になるんじゃないかと思います。カウンセリングの終えていき方は、カウンセリングの始め方と同じか、あるいはそれ以上に繊細なテーマです。
私自身の感覚としては、カウンセリングが終結していく流れとして、基本的には主訴(来室当初の悩みのテーマ)が解消したことで相談を終えていく方が多いです。しかし、実際には当初の悩みからより深い悩みのテーマに移行したり、相談のテーマが変化したりすることで、カウンセリングが続いていくことも珍しくありません。
また、転居や転職によって利用が難しくなったり、根底にはまだ悩みはあるけど良くはなったので一旦終わりにする、というパターンもあります。場合によっては、カウンセラーとの相性が合わなかったり、カウンセリング内での傷つき体験がきっかけとなってカウンセリングを中断するというパターンも、残念ながらあります。
また、企業の就労支援の一環としてカウンセリングが提供される場合には、回数に上限が設けられていることも少なくありません。また、学校のスクールカウンセラーや学生相談室を利用する場合は、卒業や転校などによって継続が難しくなる、ということもあります。
以上のように、カウンセリングは展開の仕方や、利用方法によって終結の仕方が影響を受ける面もあります。カウンセリングを安全に終えていくための方法としては、「どう終えていくかをカウンセラーと話し合う」というのが最も安全ではないか、と私としては考えています。
例えば、カウンセリングの終え方には、次のようなものがあります。
・残り何回かをフォローアップ(経過観察)をした上で相談を終結する。
・毎週の頻度を隔週、毎月と頻度を減らしながら終結する。
・最初から「全〇回」と設定しておき、予め終結を予定しておく。
・一旦相談を終わらせ、何か困った時にまた予約をする。
・他の医療機関やカウンセリング機関に相談先を変更する。
・また困った時のために、相談できる場所をリストアップしておく。
・対処方法をリストアップしておき、自己対処できるようにしていく。
カウンセラーの流派や心理療法の種類によっては、また違った終え方があるかと思います。少なくとも、「始めたらずっと続けなければならない」というものではなく、終わり方自体もその都度相談できると考えるのが良いかと思います。
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